村上春樹著「1Q84」読了

満月
なんやかんや10日ほどかかって、村上春樹の「1Q84」を読み終えた。
ちょっと物足りない終わり方だったが、概して文芸小説のラストはあっさりしているものだ。
今回の村上春樹作品は上下巻という構成ではなく、「BOOK1」「BOOK2」という構成であった。ちなみにノルウェイの森ダンス・ダンス・ダンス海辺のカフカは上下巻の構成で、ねじまき鳥クロニクルは、第1部・第2部・第3部という構成である。ねじまき鳥〜は第3部が1年以上経過しての発売だった事を考えるまでもなく、1Q84も「BOOK 3」の存在を考えないわけにはいかない。
BOOK1<4月-6月>、BOOK2<7月-9月>という構成からも、おそらく「BOOK 3」<10月-12月>で1Q84年が終わるということが想像できるが、安易すぎるだろうか。
タフでクールな青豆さんは、首都高速道路の上でヘックラー&コッホの引き金を引いたのか。天吾くんが父親の病室で青豆のドウタを「空気さなぎ」の中に見た意味とは何か。青豆と天吾は再開する事ができるのか。そしてふかえりは?……
考えれば考える程きりがなく、これで終わりなら終わりでいいような気もするが、続きが(あるのなら)是非読みたい。
さっそくアマゾンからヤナーチェクヤナーチェック)「シンフォニエッタ」のお知らせが来で笑ってしまった。

バルトーク : 管弦楽のための協奏曲 / ヤナーチェク : シンフォニエッタ

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