HDDの電源が勝手に切れる?

石割桜 2009
石割桜岩手県盛岡市
WindowsXP の電源オプションには、省電力を目的とした「ハードディスクの電源を切る ○分後」という設定があります。
ここを「なし」以外に設定していると、指定した時間HDDにアクセスがない場合にHDDの電源が切れます。
省電力にはいいのかもしれませんが、HDDを何度もオンオフするのはHDDの寿命を縮める恐れがあります。再びアクセスしようとしてスピンアップしている間に作業が中断されるのもいやで、当然「なし」の設定にしています。デスクトップPCでハードディスクの電源を1つ切ったところで、たいした省電力にはなりませんし。
ところが、先日購入したFaithのBTOパソコンでのこと。「なし」の設定にも関わらず、エクスプローラでHDDにアクセスしようとすると、数秒間PCが固まり、「ひゅいーーーーん」とHDDのスピンアップの音が聞こえます。
あれーHDDの電源は切らないような設定にしていたのになぁと思いながら、電源オプションを見てみると、「20分後」になっていました。あれれ、おかしいなと思いながら、また「なし」に設定。
しかし何度やってもしばらくすると「20分後」になってしまいます。電源設定を「常にオン」「プレゼンテーション」にしても同じでした。
悩んで悩んで悩んだあげく、犯人が分かりました。
犯人は…ASUSの電源管理ユーティリティの EPU-6 Engine でした。この設定をAutoにしていると、アイドル時にクロック周波数が下がり、HDDの電源が20分で切断されるようになります。
パワーに応じて「ロケット」「飛行機」「自動車」「人間」の4つのレベルがあるのですが、この「自動車」と「人間」の「HDDの電源を切る」の設定を「Never」にして解決。しかしこのツール、あまり柔軟に設定が変えられないので、ストレスが溜まります。
EPU-6では、ちょっとだけオーバークロックを試したりもしましたが、純正FANでは10%のクロックアップでもかなり温度が上がり、その割には TMPGEnc 4.0 Xpress でのDivXエンコード時間があまり変わらないという結果。ちょっとしたOCならTurboVでやればいいしってことで、このEPU-6の存在意義がなくなり、アンインストールしました。
ASUS製のツール全般に言える事ですが、どうも見た目だけが派手で、どうも詰めが甘いというか、いまいち使えないツールが多いと感じます。気のせいかなぁ。
EPU-6をアンインストールしたことで、ツールでのファンの制御が出来なくなったので、BIOSの「Q-FAN Control」をEnableに設定し、BIOSレベルでのファン制御にしました。これで高負荷時・高温時にはきちんとファンの回転数を上げてくれます。ちなみにマザーボードASUS P6T Deluxe V2 です。なかなかいいマザーだと思います。